元気な今こそ、未来の病気を防ぐチャンス
高血圧や糖尿病といった生活習慣病は、ある日突然悪化するわけではありません
静かに、しかし確実に体を蝕んでいく“サイレントキラー”とも呼ばれるこれらの病気は、症状がないからこそ油断しがちです
「今は元気だから大丈夫」と思っていても、気づいた時には脳卒中や心筋梗塞といった重大な合併症につながることもあります
だからこそ、治療の目的は「完治」ではなく「コントロール」
わたしが専門としている炎症性腸疾患でも「寛解」という言葉を使いますが、やはりコントロールすることが重要です
日々の生活の中で、血圧や血糖値を安定させ、合併症を防ぐことが大切です
そしてそのためには、定期的な通院と継続的な治療が欠かせません
しかし、治療を始めたばかりの方にとって、「ずっと通い続ける」というイメージは、少し重たく感じられるかもしれません
だからこそ、この記事では「なぜ継続が大切なのか」「どうすれば無理なく続けられるのかをわかりやすくお伝えしていきます
“続けたいのに続かない”には理由がある
生活習慣病の治療は、頭では「続けなきゃ」とわかっていても、実際には途中で通院をやめてしまう方が少なくありません
その背景には、患者さん一人ひとりの生活や気持ちに根ざした“やめたくなる理由”が存在します
- 仕事が忙しくて時間が取れない
- 症状がないからつい忘れてしまう
- 病院に行くのが面倒
- 待ち時間が長くて疲れる
どれも特別なことではなく、多くの方が経験する“通院の壁”です
特に、症状が出にくい生活習慣病では、「薬を飲んでも何も変わらない」と感じてしまい、治療の必要性を実感しづらくなります
さらに、日々の生活の中で通院の優先順位が下がってしまうのも自然なことです
ここで大切なのは、「続けられないのは意志が弱いから」ではないということ
むしろ、治療を続けるには“仕組み”や“環境”のサポートが必要です
次のセクションでは、患者さんが無理なく通い続けられるための「通いやすさ」について掘り下げていきます
WEB予約が治療を“続けられる”に変える

通いやすさには物理的な問題もあるとは思います
やはり、自宅や職場の近くなど、自分の生活圏内で通院することも重要です
しかし、それ以上に時間的な問題がもっと大きいな問題ではないでしょうか
そんな中、治療継続を支える強力な仕組みが「WEB予約システム」です
ただの予約ではなく「WEB予約システム」のメリットとして、いつでも予約可能なことが挙げられます
仕事の都合が1ヶ月先まで分からないという方でも、お薬がなくなりそうなタイミングでご自身のスマートフォンから予約が可能です
予約があったのに行けなかったという経験はみなさん多いのではないでしょうか
しかも、予約を忘れるということはモチベーションの低下に繋がります
学生時代にテスト前に覚えたはずなのに出来なかったということがあったと思いますが、知らなかった以上にテンションが下がりましたよね
ですので、忙しいかたにはWEB予約がお勧めです
カレンダーアプリに予約を入れるリマインダーを登録しておけば、より安心です
もちろん、あらかじめ先々の予約があることで、通院は“思い出したときに行くもの”から“予定に組み込まれた習慣”へと変わりますので、予約が出来るだけでも便利です
スマートフォンやパソコンから簡単に予約できることで、自分の生活リズムに合わせて通院を計画できるようになります
予約によって「次回の通院日」が明確になることで、治療のリズムが生まれ、うっかり忘れや先延ばしを防ぐことができます
カレンダーにリマインダーを登録しておけば、「そうだ、明日は病院だ」と自然に意識でき、通院の習慣化につながります
また、WEB予約は待ち時間のストレスを軽減する効果もあります
「どれくらい待つかわからない」という不安がなくなることで、通院への心理的ハードルが下がり、「行こうかな」が「行こう」に変わります
キャンセルや変更もオンラインで完結できるため、急な予定変更にも柔軟に対応できるのも大きな利点です
もちろん、WEB予約だけでは治療は完結しません
しかし、予約という“仕組み”があることで、「通院を続ける理由」を持ちやすくなり、治療が生活の一部として根づいていきます
通いやすさ×予約 = “続けられる医療”の方程式

だからこそ、WEB予約という“続けられる仕組み”を活用することが、未来の健康を守る第一歩になるのです
続けられる環境が、あなたの未来を守る
高血圧や糖尿病といった生活習慣病は、長く付き合っていく病気です
だからこそ、治療を「続けられるかどうか」が、将来の健康を大きく左右します
薬の効果も、生活習慣の改善も継続してこそ意味を持ちます
ここまでお伝えしてきたように、治療を継続するためには「通いやすさ」や「予約システム」といった“仕組み”がとても重要です
未来の健康は、今日の小さな一歩から始まります
通いやすい、予約しやすい—そんな“続けられる環境”を選ぶことが、10年後の自分への最高のプレゼントになるかもしれません
あなたの通院、今のままで続けられそうですか?
もし少しでも不安があるなら、「続けやすさ」を見直してみることから始めてみましょう

日本消化器病学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 専門医
日本消化器内視鏡学会 上部消化管内視鏡スクリーニング認定医
日本消化器内視鏡学会 下部消化管内視鏡スクリーニング認定医
日本炎症性腸疾患学会
日本内科学会 認定内科医