「鎮静剤、ほんとに必要?」—使う前に知っておきたい“もったいない”という視点 胃がん検診

「鎮静剤、ほんとに必要?」—使う前に知っておきたい“もったいない”という視点

鎮静剤が求められる時代に—不安なく内視鏡検査を受けるために 胃カメラ検査は、胃がんや胃潰瘍などの早期発見に欠かせない検査です しかし「喉の違和感」「吐き気」などの苦痛から敬遠する人も少なくありません そこで注目されているのが鎮静剤の使用です 鎮静剤を投与することで、ウトウトした状態かほぼ眠った状態で…
梅雨は病気を見つけるチャンス 内科

梅雨は病気を見つけるチャンス

梅雨の季節になると、気分が落ち込みやすくなるだけでなく、 頭痛・倦怠感・関節痛・胃腸の不調 など、体調不良を感じる人も増えます これは、湿度や気圧の変化によって 自律神経の乱れや免疫力の低下 が起こるためです 普段はあまり気にならない症状でも、梅雨時期に悪化しやすいことがあります だからこそ、この時…
潰瘍性大腸炎の治療目標 -UCに人生の邪魔をさせるな 大腸カメラ

潰瘍性大腸炎の治療目標 -UCに人生の邪魔をさせるな

潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis:UC)の治療は、時代とともに大きく変遷してきました 以前は、5-アミノサリチル酸(5-ASA)製剤とステロイドの次の一手に非常に難渋していましたが、生物学的製剤やJAK阻害薬などの新規薬剤の登場により、治療の選択肢が広がり、その治療目標も変化してき…
内科?外科?どこに行くべき?—内科に診てもらう重要性 内科

内科?外科?どこに行くべき?—内科に診てもらう重要性

『何科に行けばいいのか分からないので内科に来ました』と話される患者さんが先日いらっしゃいました 確かに、クリニックの種類も多くて、どこに行けば良いのか分かりませんよね その際にはまず内科を受診してもらい、どこに行けば良いのかを相談してもらうことも重要かと思います 一方で、『内科以外の診療科でも内科疾…
帯状疱疹ワクチンの比較 -ワクチンはどっちでもよくない- 予防接種

帯状疱疹ワクチンの比較 -ワクチンはどっちでもよくない-

2025年4月から、2種類の帯状疱疹ワクチンが予防接種法に基づく定期接種の対象となりました 今回は、この2種類の違いについて説明していきます 2種類の比較表 帯状疱疹になると何が困る? 帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)が原因で発症する病気です 水痘が治癒した後…
潰瘍性大腸炎の診断 ~これってUC?症状を見極めるポイント 大腸カメラ

潰瘍性大腸炎の診断 ~これってUC?症状を見極めるポイント

わたしが専門としている潰瘍性大腸炎は、特別な症状のこともあれば、気にもとめない症状のこともあります いろいろな症状の中でもやはり出血は皆さんにとってインパクトの大きな症状なのではないでしょうか 今の時代、スマホがあれば何でも調べられてしまいますが、それだけ恐怖心を煽っていることもあります 今回は、潰…
神戸市大腸がん検診の取り組み 大腸がん検診

神戸市大腸がん検診の取り組み

大腸がんは日本国内で増加傾向にあり、早期発見が治療成功の鍵となります 神戸市では、住民の健康を守るために定期的な検診を推奨しています 神戸市での大腸がん検診 -早期発見で未来を守れ! 神戸市では大腸がん検診として便潜血検査を行っています この検査は、便中の微量な血液を検出することで、大腸がんやポリー…
高血圧と便秘のほんとはふか~い関係 便秘症

高血圧と便秘のほんとはふか~い関係

高血圧と便秘:見過ごせない2つの健康問題 高血圧と便秘は、共に多くの人が抱える健康問題ですが、実はこれら2つが相互に関連していることをご存知でしょうか? 高血圧は血管や心臓の健康に影響を及ぼす深刻な疾患であり、一方で便秘は単なる不快感だけでなく、排便時のいきみによって血圧の一時的な上昇を引き起こすこ…
胃がん検診(胃カメラ)-神戸市の取り組み ピロリ菌

胃がん検診(胃カメラ)-神戸市の取り組み

近年、がん検診は健康維持の観点からますます重要性が認識されてきています 中でも胃がん検診は、早期発見・早期治療の可能性を広げ、多くの命を救うための重要な施策のひとつです 本記事では、神戸市が行う胃がん検診(胃カメラ検査)の概要やその意義について詳しくご紹介します 対象者と検診の特徴 神戸市の胃がん検…
今年も胃腸炎のシーズンです 感染症

今年も胃腸炎のシーズンです

感染性胃腸炎の原因と予防策 感染性胃腸炎は、細菌やウイルスが胃や腸に炎症を引き起こし、下痢や嘔吐といった症状をもたらす感染症です 特に冬季に流行するウイルス感染による胃腸炎は「冬季下痢症」と呼ばれ、主にノロウイルスやロタウイルスが原因です これらのウイルスは感染力が非常に強く、少量でも感染が成立しま…